民衆こそ王者 池田大作とその時代 Ⅰ 人間革命の奔流 篇25P

1964年(昭和39年)12月2日。

 その時。和室から「パァン!」 と机を叩く音。と同時に「できた!」 立ち上がった池田が、すたすたと和室から出て行く足音がする。

 急いでお茶を替える。机上を見る余裕はなかった。何が「できた」のか。彼女にはわからない。

2021/12/20 10:42