池田大作研究 世界宗教への道を追う   332p

羽田で池田が戸田と話したのは、短時間だった。しかし、数十年分の意味があった。そこにはとだが体験した創価学会のの歴史が凝縮されていたからである。

2024.3.9


池田大作研究 世界宗教への道を追う   326

 「われわれが、やろうとしている、日蓮大聖人の仏法を広宣流布する戦いというのは、現実社会での格闘なのだ。現実の社会に根を張れば張るほど、難は競い起こってくる。それ自体が、仏法の真実の証明であり、避けることなど断じてできない。どんな難が競い起ころうが、われわれは、戦う以外にないのだ。また、大きな難が待ち構えているが、伸一、征ってきなさい!」

「はい、征ってまいります

 

 〃断じて負けるものか。どんな大難が降りかかろうと、決然と戦い抜いて見せる。戸田先生の弟子らしく、私は、力の限り戦う。師のためにも、同志のためにも。それは広宣流布の、どうしても越えねばならぬ道程なのだ。

2024.2.7


池田大作研究 世界宗教への道を追う   245

 大阪地方区の白木は、当時のわずか3万世帯の学会員を基盤として、21万8915票を獲得。社会党現職や自民党元職をうち破って3位当選。゛まさかが実現゛(朝日)1956年7月9日

2023/12/02 17:13


池田大作研究 世界宗教への道を追う   202

 人は誰も使命を持つ。戸田の遺志を継承し、創価学会を世界宗教化することは、池田にしかできない使命だった。

2023.11.30


池田大作研究 世界宗教への道を追う   197

 創価学会常住の本尊があるという事実が、後に創価学会が日蓮正宗(宗門)と決別して魂の独立を達成する上で重要な意味を持つことになる。

2023.11.30


池田大作研究 世界宗教への道を追う   187p

 重要なのは、「聖教新聞」が戸田と池田の師弟二人によって創設されたという事実だ。

 

 実をいうと本書に「闘う言論」という姿勢で筆者は望んでいる。

2023.11.30 


池田大作研究 世界宗教への道を追う   166p

 戸田は毎日本尊に池田の健康を祈ったのだと思う。戸田の願いは聞き入れられた。池田には生命が与えられた。創価学会を世界宗教化するという使命があるから、池田は死魔に打ち勝ったのだと筆者は考える。池田は、自らの生命を、恩師のため、信仰の同志のため、そして全人類と、すべての生命に捧げると、逆境の中で決意したのである。

2023.11.30


池田大作研究 世界宗教への道を追う   166p

 戸田との出会いで池田の人生は変わった。師である戸田から池田は全人格的な影響を受けた。同時に弟子である池田から、戸田も全人格的な影響を受けたのである。池田と戸田の出会いがなかったらば、創価学会が世界宗教に発展することもなかったと思う。

2023.11.30


池田大作研究 世界宗教への道を追う   157p

創価学会が世界宗教に発展する過程で、宗門からの決別は不可避であったと考える。

2023.11.30


池田大作研究 世界宗教への道を追う   101p

いわば、『新・人間革命』は名誉会長自身の激闘の軌跡といってよい。『人間革命』に続く『新・人間革命』では池田の指導で創価学会が国内で社会的のみならず政治的にも大きな勢力となり、創価学会が世界宗教化していく過程が描かれる。その過程で、創価学会は日蓮正宗と決別する。戸田『小説 人間革命』、池田『人間革命』『新・人間革命』は創価学会の過去・現在・未来を知るための必読書なのである。23.11.13


池田大作研究 世界宗教への道を追う   101p

池田の読書ノートは、サークルでの会合の討議資料でもあった。池田は読書サークルの仲間と1847年8月14日に戸田城聖創価学会理事長と会う。その直前に、『代表的日本人』に関する読書ノートを作成した。

2023.11.13


池田大作研究 世界宗教への道を追う   99p

知識人が語る難解な言葉を水準を落とさずに、民衆が皮膚感覚で理解できる言葉に転換していくことが不可欠と池田は考えているのだろう。だから、創価学会にとって「精神の正史となる重要なテキストとな『人間革命』を池田は、読書が特段の知的訓練を経ずにも理解できる小説という形態で表したのだ。

2023.11.13